『役人学三則』末弘厳太郎著、佐高信編(岩波現代文庫)

Amazon.co.jpで検索 ● 「およそ役人たらんとする者は法規を楯にとりて形式的理窟を言う技術を習得することを要す。 」国家と国民を法律で媒介すべき役人の硬直ぶりは、昔も今も手におえない難問である。 近代日本の代表的法学者が、保身・権威主義・形式主義に固まる役人根性を撃つ痛快辛口エッセイ。 大正デモクラシーを呼吸した自由な精神が弾ける。 �T 役人学三則 役人の頭 �U 嘘の効用 小知恵にとらわれた現代の法律学 �V 新たに法学部に入学された諸君へ 法学とは何か―特に入門者のために 解説 “役人病”に対する解毒剤 佐高信 （uwasano） 解説で、佐高氏は、元役人を名指しで批判。彼らがどんなスキャンダルを起こしたのか、チェックしましょう。現役の役人は、彼らを反面教師にしましょう。 「この本が読めなくなった時、官僚は中島義雄（大蔵省元主計局次長、現在、京セラ勤務）や田谷広明（元東京税関長）、あるいは長野彪士（元証券局長）や杉井孝（元銀行局審議官）らのスキャンダル官僚と同じ道をたどるのである。彼らの頭には、パブリックはなかった。」 中島義雄 →ウィキペディア「中島義雄」 → amazon「中島義雄」 → 中島義道著作目録（ナカジマヨシミチ） 田谷広明 →ウィキペディア「田谷廣明」 → amazon「田谷広明」 長野彪士 →ウィキペディア「長野彪士」 → amazon「長野彪士」 杉井孝 →ウィキペディア「杉井孝」 → amazon「杉井孝」 著作目録一覧へ ・ uwasano「楽しい読書日記」トップへ ・ 「コトバンク」で人名検索（「著作目録一覧」関係）