2000.4.30『不安社会を生きる』内橋克人著(文藝春秋) 2000.4.30『不安社会を生きる』内橋克人著(文藝春秋)
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2000.4.30『不安社会を生きる』内橋克人著(文藝春秋)



 
まえがきに代えて 「実の経済」の復権を求めて
 
論点1 なぜ、私たちは不安なのか?
書きおろし
 経済大国を自賛しながら私たちは「不安社会」に生きている 安心・安全・安定への渇望は満たされるのか?
現代日本 不安の実相
賃金体系を総入れ換えする「分社化」
「働かせる自由」と「働く自由」
「オン・コール・ワーカー」という雇用形態
つまみ食いの「国際化基準」
 
論点2 金融・証券不祥事はなぜ起きたか?
 90年代を特徴づけた金融・証券不祥事、企業内の「チェック・システム」を機能不全にした日本資本主義の歪みを衝く
1 日本型資本主義 不祥事の原点
(『文藝春秋』1997年8月号)
チェック機能の「相殺システム」
超法規的権力の「個人ぐるみ」犯罪
「会社は株主のもの」?
八千二百円のチェック機能
誰がその役を担うのか
2 野村、一勧不祥事の本質
(『日本の論点』1998年版)
「チェック機能の相殺システム」
取締役会も監査役も正常に機能していない
経団連がねらう株主代表訴訟制度の無力化
 
論点3 私たちはなぜ豊かになれないのか?
 公定歩合引き下げ、公的資金導入。膨大な額の所得が、生活者セクターから企業に移転され90年代不況をより深刻なものにした

(『文藝春秋』1998年1月号)
三つの神話が政府の経済無策を正当化した
借金漬けの個人にこそ「公的資金」を導入せよ
債務デフレーションが消費を萎縮させている
個人貯蓄一千二百兆円という幻想
やがて「日本の大分裂」が始まる
 
論点4 「改革」で何が変わったのか?
 改革、規制緩和の大合唱で「ニッポンの分裂」が始まった

(『文藝春秋』1998年3月号)
「改革」先進国は教科書にならない
失業率の詐術
「強いものはより強く」
 
論点5 市場 vs.言論
 市場原理至上主義が言論界をも見舞った 揺れる「再販制度」が意味するもの
1 風にそよぐ「再販制度」

(『本の話』1996年5月号)
始まった「規制緩和倒産」
日本の民主主義を守ってきた制度
2 一九九七年、江藤淳氏の闘い

(『文學界』1999年9月号)
3 映画「ブラス!」について
(『本の話』1998年4月号)
 
論点6 誰のための「自己責任社会」か?
 大なるものから小なるものへ 企業から個人へ コストとリスクの転嫁が進む

(『文藝春秋』1999年8月号)
株式で「借金」棒引き
土地にも公的支援を
個人へのリスク転嫁
誰のための「自己責任」か
 
論点7 現代の恐慌は何処から来るか?
 教訓が生んだ恐慌回避の「安全化装置」 いま、それを機能不全にする勢力が 肥大化した

(『日本の論点』1999年版)
「外側」の安定化装置の破壊に向かう規制緩和
過剰な市場主義が「二一世紀型恐慌」を招く
 
あとがき




(uwasano)
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