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はじめに
三つの問いかけ
だれのための「改革」なのか
90年代不況の根本を問う
節約と成長は両立しないか
「浪費」を煽る政策形成者
「言葉」の真意はどこにあるのか
「リスク社会」へのおびき出し
第1章 日本型「リスク社会」の実像
なぜ「リスク社会」は解消されないのか
90年代不況下で100兆円もの成長だった日本経済
被災地神戸の復興策は日本型経済の象徴
健全な消費者を「心配性」と揶揄する堺屋太一長官
浪費にすがる景気回復策、経済政策の貧困
限界にきた「落伍恐怖症が動機の経済成長」
善意の「職場提案」が引き起こした東海村臨界事故
「経済の成長」が「社会の衰退」をもたらす
「リスクとコスト」を家計に転嫁する経済政策
巧妙な「所得移転」の仕組み―ゼロ金利の大罪
第2章 消費者の反乱
歴史の必然ではない「剥きだしの資本主義」
「アメリカ」を変える日本
第3章 浪費なき経済成長の時代
二十一世紀「理念型経済」の奔流
市民が「市場」を制御する時代
FEC自給圏の形成―始まった「多元的経済社会」
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