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はしがき
第1章 戦時増税の手段として
「至純な奉公の悦びを」
年末調整制度の開始
わが国税制とナチス・ドイツ
シャウプ勧告を無視した日本政府
法源同時調査と法人課税への業務移管
第2章 源泉徴収・年末調整の意義と仕組み
現状と特徴
人間を平準化するシステム
各種控除の意義
第3章 メリットとデメリット
「税金租界」にすむサラリーマン
私の個人的体験
サラリーマンは納税者でない
厳正納税義務者の徴税代行コスト
警備・公安警察的機能
第4章 源泉徴収制度をめぐる代表的な裁判事例
源泉徴収義務者の訴え
差別と奴隷的苦役を強いる制度
「論難のあたらないこと論をまたない」
サラリーマン税金訴訟(いわゆる大島訴訟)
労働者の訴え(いわゆる総評訴訟)
第5章 給与所得控除とその他の矛盾
ブラックボックスとしての給与所得控除
控除率三〇パーセントの見返り
すべては国の便宜のために
生命保険料控除と損害保険料控除
医療費控除廃止の可能性
第6章 問題点の整理と提言
「脳味噌なんかいらない?」
ぐるみ選挙にも馴れるサラリーマン
ベンチャーが育たない原因
いわゆるクロヨン論の盲点
せめてもの提言
主要参考文献
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2001年11月
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