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2000.8.28『株式会社はどこへ行く 株主資本主義批判』奥村宏(岩波書店) 岩波書店 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
奥村宏著作目録

robo 『株式会社はどこへ行く 株主資本主義批判』奥村宏(岩波書店)




序文

第1章 株式会社は万能か
1 市場経済と株式会社
  市場経済万能主義の潮流
  市場経済の担い手
2 国有企業の株式会社化
  イギリスは成功したか
  「泥棒資本主義」への道
3 二つの資本主義
  アメリカ型とライン型
  株主資本主義の勝利
4 日本の株式会社
  従業員本位か、会社本位か
  「会社を変える」ということ

第2章 株主資本主義の潮流
1 会社乗取りゲーム
  TOBの時代
  超大型で国境を越えたTOB
  日本にもやってくる
  TOBの危険
2 株式の新規公開
  マザーズ、ナスダック・ジャパン
  ベンチャー・ビジネス・ブーム
  子会社株式の公開
  起業家よりも投機家
3 ストック・オプション
  経営者、従業員が金持ちになる方法
  ストック・オプションの危険
  「株価重視の経営」
  経営者が資本家になる

第3章 株主資本主義の危険
1 株価重視の経営
  株価至上主義
  「株価は神様」か?
  株価を高くする方法
  株価は作られる
2 株価に振り回される企業
  「含み資産」経営
  銀行の自己資本規制
  国際会計基準の統一
  逆行する株式所有制限の緩和
3 バブルの教訓
  なぜバブルは発生したのか
  バブル崩壊のメカニズム
  投機をあおった政府
4 機関投資家の責任
  日本の機関投資家
  投資信託の回転売買
  ファンド・マネージャーの責任

第4章 会社は株主のものか
1 株主とは誰のことか
  個人株主への分散
  機関投資家による所有
  会社が会社の株主になる
  法人所有に代わるもの
2 株式会社の歴史
  近代株式会社の成立
  第一の変化 株式分散による経営者支配
  第二の変化 株式所有の機関化と法人化
3 株式会社の責任
  誰も責任をとらない会社
  株式会社の犯罪
  株主代表訴訟の論理
  無責任経営の原因

第5章 株式会社はどこへ行く
1 株式会社批判
  スミス以来の批判
  企業批判と株式会社
  政治献金と文化事業への寄付
  株式会社の社会的責任
2 株式会社の崩壊
  株式会社崩壊論
  従業員支配への道
  非営利組織(NPO)への期待
3 新しい原理を求めて
  大企業解体
  株式会社信仰からの脱却
  「所有」から「存在」へ





2000年8月


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