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序文 第1章 株式会社は万能か 1 市場経済と株式会社 市場経済万能主義の潮流 市場経済の担い手 2 国有企業の株式会社化 イギリスは成功したか 「泥棒資本主義」への道 3 二つの資本主義 アメリカ型とライン型 株主資本主義の勝利 4 日本の株式会社 従業員本位か、会社本位か 「会社を変える」ということ 第2章 株主資本主義の潮流 1 会社乗取りゲーム TOBの時代 超大型で国境を越えたTOB 日本にもやってくる TOBの危険 2 株式の新規公開 マザーズ、ナスダック・ジャパン ベンチャー・ビジネス・ブーム 子会社株式の公開 起業家よりも投機家 3 ストック・オプション 経営者、従業員が金持ちになる方法 ストック・オプションの危険 「株価重視の経営」 経営者が資本家になる 第3章 株主資本主義の危険 1 株価重視の経営 株価至上主義 「株価は神様」か? 株価を高くする方法 株価は作られる 2 株価に振り回される企業 「含み資産」経営 銀行の自己資本規制 国際会計基準の統一 逆行する株式所有制限の緩和 3 バブルの教訓 なぜバブルは発生したのか バブル崩壊のメカニズム 投機をあおった政府 4 機関投資家の責任 日本の機関投資家 投資信託の回転売買 ファンド・マネージャーの責任 第4章 会社は株主のものか 1 株主とは誰のことか 個人株主への分散 機関投資家による所有 会社が会社の株主になる 法人所有に代わるもの 2 株式会社の歴史 近代株式会社の成立 第一の変化 株式分散による経営者支配 第二の変化 株式所有の機関化と法人化 3 株式会社の責任 誰も責任をとらない会社 株式会社の犯罪 株主代表訴訟の論理 無責任経営の原因 第5章 株式会社はどこへ行く 1 株式会社批判 スミス以来の批判 企業批判と株式会社 政治献金と文化事業への寄付 株式会社の社会的責任 2 株式会社の崩壊 株式会社崩壊論 従業員支配への道 非営利組織(NPO)への期待 3 新しい原理を求めて 大企業解体 株式会社信仰からの脱却 「所有」から「存在」へ |
2000年8月
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