2000.6.16『「賢い消費者マナー」教えます』船瀬俊介・渡辺雄二(築地書館) 築地書館 紀伊国屋 TRC amazon bk1



2000.6.16『「賢い消費者マナー」教えます』船瀬俊介・渡辺雄二(築地書館)

 
まえがき
【第1章】化学物質・食品添加物はなぜ危険か
1 化学物質の危険性
化学物質はごくごく微量でも危険
アレルギーを急増させた化学物質
化学物質過敏症はなぜ起こる
がんと化学物質
商品を改善すれば社会はよくなる
「必要か」「安全か」、企業は一切考慮しない
安全性とは?--“危ない”という人は市民の側に立つ
万人に一人なら死んでもかまわないのか--人は千差万別
発がん性や環境ホルモンには“しきい値”がない
環境ホルモンの疑いあり--8万6000種類!
「脳内撹乱物質」で増えるLD児、おかしな若者
脳内に侵入する人工化学物質で“機能奇形”に
環境ホルモンと脳神経
「少しでも疑いのあるものは使わない」) 
 
2 権力と情報操作--クニや大企業はなぜウソをつく?
「死んだ動物はつまみ出せ」--恐るべし“白衣の犯罪”
「ママレモン」毎日三分の一飲んでもだいじょうぶ!?
5匹のラットはわずか3日で全匹死亡
全米科学アカデミー報告--捏造された電磁波“安全宣言”
 
3 「あなたが何を買うか」で日本の未来が決まる
欧米では常識の商品批判メディア
アメリカの市民グループが放った超ミリオンセラー
スポンサー商品批判--マスコミの最大タブーを破る
「スポンサーを取らないメディア」の意義
環境を考えて物を買う「グリーン・コンシューマー」になろう
消費者の1割が変わると市場が変わる
“バルディーズの原則”--アメリカ市民運動の底力
企業社会を市民がコントロール--企業憲法としての10原則
 
4 ピンチはチャンス--NO(否定)の先にYES(市場)がある
イノベーション(技術革新)へのプッシング
大きな“マーケット・シフト”の動きを見逃すな
企業に変化が現われ始めた
 
5 エコロジー大国をめざそう
日本は世界でもまれな“自然エネルギー大国”
未来と環境への投資--エコファンド
“緑のパスポート”に殺到する企業・自治体
「化学」から「自然」へ--素材(マテリアル)革命
 
 
【第2章】食べもの
1 食品添加物とは何か? 私たちにどのような影響をおよぼすのか?
食品添加物は食べものではない
合成添加物の危険性
安全性の疑わしいものが多い天然添加物
相乗毒性--“安全な”添加物でも複合されれば危険
添加物で「安全」チェックの五感が狂わされてしまう
添加物が精神におよぼす影響--ラットを使った実験より
 
2 食品添加物を具体的に考える
保存料
防カビ剤
タール色素
発色剤
亜硫酸塩
カラギーナン
 
3 “危険な”人工甘味料アスパルテーム
問題になっているアスパルテームと脳腫瘍との関係
アメリカでも警鐘高らか--有害報告7000件
動物実験と同じ悪性脳腫瘍が全米で急増
デタラメ実験とFDA長官の天下り
「二重盲検法」でMSGの偽薬にアスパルテームが混入されていた!
アスパルテームの恐怖は脳腫瘍だけではない
 
4 カップめん
カップめんは日本人の身体と文化を滅ぼす“亡国食品”
容器からはモノマー、ダイマー、トリマー、溶剤までが溶け出てくる
食品添加物山盛りのカップめん
食べるときはゆで汁を捨てなさい--カップめんの意味がない
スープには「味覚」センサーを狂わせるMSGも含まれている
使い捨て容器で和食・器の文化が侵食されていく
 
5 ハンバーガー
“ファーストフード症候群”--「味覚障害」「精子激減」
「プロラクチン欠乏症」--無月経、インポテンツ、無精子症
マクドナルド社の「狂牛病・熱帯雨林と無関係の豪州産牛のみ」はウソだった
 
6 「味の素」--グルタミン酸ソーダ:MSG
世界各国の研究報告がMSGに警鐘を鳴らしている
脳障害レベルまで異常に上昇するMSG血中濃度
「安全性」の考えを覆した環境ホルモン作用
「成長や発達を損なう悪影響が現われる」(オルニー博士)
非電離のMSGが体内にとりこまれる
食品成分(必須栄養)でも高濃度で摂取すれば有害
幼弱マウスにMSG投与で9例中7例に異常発見
乳児と妊婦にとってはとくに危険な物質
粉ミルク、スープなどから大量に侵入
味の素社、武田薬品工業も自主規制
大人も1日スプーン1杯(6グラム)以上はダメ
 
7 その他の食品
ソーセージ、ハム、ウィンナー、食肉
肉食で大腸がん4倍! 肉と油はがんのもと
がんが怖ければ肉はできるだけ控え目に
ベジタリアンの心臓病死は肉食者の約8分の1
糖尿病の死亡率も肉好きは3.8倍
和光堂「ベビーフード」
「ほんだし」
 
 
【第3章】飲みもの・洗剤・化粧品・くすり・雑貨
1 飲みもの
「森永牛乳 常温保存可能品」
ドリンク剤
日本酒、ウィスキー
「日本盛」(清酒)
ビール
 
2 洗剤
合成界面活性剤の罪
生態系を破壊する合成界面活性剤
台所洗剤・シャンプーのインパクトは生殖機能や胎児にまでおよぶ
合成洗剤にまさる粉せっけんの実力
漂白剤・カビトリ剤
「キレイ キレイ 薬用ボディソープ」
「カビキラー」「ミルトン」
「トイレクイックル」
シャンプー・リンス
メニコン「コンタクトレンズ洗浄液」
 
3 化粧品・くすり
化粧品
くすり(「正露丸」)
 
4 雑貨
実は危険な抗菌・防虫剤/「バルサン」
「サランラップ」
デュポン社承認「テフロンのフライパン」
ピジョン「ポリカーボネート製 哺乳ビン」
武田薬品工業「クサノン」
日本モンサント「ラウンドアップ」
電気カミソリと電磁波の関係
 
 
【第4章】安全性を追いかけるジャーナリストはどうあるべきか
1 「かくされた事実」を掘り起こし広く伝えること
まさか、そんな被害を受けるとは
企業がひたかくす事実を掘り起こし人々に知らせる
自分が食べられないものを売ることの「悪」
 
2 商品名をあげて批判することの当然
「特定企業の特定商品を批判するのは、おかしい」ことか?
「モノ書き」の姿勢
あくまで市民・消費者の立場で
 
3 各報道機関、出版社の反応からジャーナリズムのあり方を考える
『買ってはいけない』を批判する人たちの問題点
日本では企業や商品批判は重大タブーだった(「ジャパン・タイムズ」紙)
社会のプライマリーケア(予防措置)を(『サンデー毎日』)
日本国内の異様な反発に驚く(「ヘラルド・トリビューン」紙)
 
あとがき


 

2001年 月 日


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