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「ジュブナイル」☆☆☆

 ある日子供たちの前にあらわれた、小型ロボット“テトラ”。それを追って子供たちの前に現れる悪の異星人。テトラと子供たち、 タイムマシンの研究をしている神崎(演・香取慎吾)らが、悪の異星人と戦う。
「ドラえもん」がベース。話はほのぼのとしていていい。 テトラと異星人の関係がわからない。

2000年7月17日

「ミッション・トゥ・マーズ」☆☆☆☆

火星に降り立った宇宙飛行士の話。監督ブライアン・デ・パルマ、主演はゲイリー・シニーズで、今回は悪役ではない。
ストーリーはわかりやすい。ラストは漫画『魔界都市ハンター』原作:菊地秀行、作画:細馬信一(秋田書店チャンピオンコミックス)のラストと似ている。
最初の方の犠牲者はいらない。
2000年6月27日

「人狼〜JIN-ROH」☆☆☆☆

昭和30年代を背景に、警察組織の内部対立を描いたアクション映画(アニメ)。監督:沖浦啓之、原作・脚本:押井守。
渋い。男の物語だ。絵もきれいだし、ストーリーもわかりやすい。押井氏は、ずっと警察組織にこだわっているようだ。『機動警察パトレイバー』も『甲殻機動隊』も警察だった。 今回の映画は、警察官同士で戦ったり、裏切りがあったりで、いい話とは言えない。
2000年6月27日

「ザ・ビーチ」☆☆☆

タイ王国のどこかにある楽園「ザ・ビーチ」をめぐる欧米人の話。レオナルド・ディカプリオ主演。
主人公の青年リチャードは、現代社会に嫌気がさし、刺激を求めてタイに旅立つ。知り合った男から「ザ・ビーチ」への地図をもらい、フランス人カップルと併せて3名で、その島にたどり着く。島は2つの地域に分かれ、一つは武装した現地人が大麻畑を守っている場、もう一つは欧米人が共同生活を営み、“楽園”を作っている。
楽園にたどり着いた彼らは、はじめは楽園生活を満喫するが、やがて悲劇が訪れる。
人の集まる所はトラブルがありがち。楽園を作るのは難しいということか。哲学的な映画だ。
楽園と言えば、アニメの「ネオランガ」のほうがよかった。
2000年5月4日

「グリーンマイル」☆☆☆☆

 奇跡を起こす死刑囚(黒人の大男)と看守達の話。その死刑囚は、 主人公の看守の尿道?の病気を直したり、死んだネズミを生き返らせたりする力を持つ。 その力を利用し、看守達は何をなそうとするか、彼は本当に犯罪者なのか・・・という話。
 電気椅子による死刑のシーンが出てくる。看守がその実行をし、お客さんが その執行を観ている公開処刑。昔はこんな方法だったとは、驚き。
 神がかりの力(奇跡)を起こす、それは神につながるというのは、どうにも古い考え。 多くの宗教家が、超能力を売りにしているので、この手の奇跡は珍しくもなんともない。 その超能力を起こす人の人格がポイントとなる。映画では、心優しい黒人の大男が、その役で、 奇跡も本物。うまく生きれば宗教家になれると思った。 3時間以上の映画だが、飽きさせない。
 「グリーンマイル」というタイトルを付けた意味は、ラストにわかる。漫画『Be Free』(江川達也著・ 講談社モーニングコミック)のラストを思い出した。

2000年3月26日

「ダブル・ジョパディー」☆☆☆

副題は、「二重処罰の禁止 合衆国憲法修正第5条」。これは「誰もが同一の犯罪で二度有罪にはならない」というもの。
夫殺しの無実の罪をなすりつけられたリビー(演・アシュレイ・ジャッド)が、出所後、夫に復讐しようとする。保護監察官ドラヴィス(演・トミー・リー・ジョーンズ)に追われる。
ドラマは面白い。しかし、根本的な物語のスジである、死んだはずの夫が生きていた、自分を罠にはめた、という話はイヤだった。夫婦は仲良くしないと駄目。

2000年3月3日

「エニイギブンサンデー」☆

オリバー・ストーン監督。アメリカンフットボール業界を描く。ヘッドコーチ(演・アル・パリーノ)、チームオーナー(演・キャメロン・ディアス)、スター選手、チームドクターといった、この業界をとりまく人々の物語。
映像は迫力あるが、物語がいまひとつ。2時間44分と尺が長い。 キャメロン・ディアスは『メリーに首ったけ』みたいのがよい。

2000年3月3日

「遠い空の向こうに」☆☆☆☆☆

ソビエト連邦の人工衛星スプートニクを見て、自分もロケットを飛ばそうとする高校生4人組の物語。実話の映画化。
炭坑の町が舞台で、炭坑夫の父親と主人公のふれあいがメインテーマ。 ここで出てくる炭坑が、アメリカっぽい露天掘りでなくて日本のような坑内掘り。つまり大変な作業場。主人公の父親はストライキなどで頭を悩ませている。
その町にいる限り、炭坑夫になるしかない状況にあり、そこを出るには、フットボール等で奨学金を得るしかないという。
そんな町でロケット作りに情熱を燃やす主人公たち。何度も何度も失敗を繰り返しながら、ロケットを飛ばせるようになる。これは感動作だ。
映画に出てくるフォン・ノイマン博士は『栄光なき天才たち』だったか『ブレインズ』だったかで漫画になった。野口悠紀夫の本で、とてつもない天才だったと紹介されたこともあった。

2000年2月1日

「ゴジラ2000 ミレニアム」☆

日本版ゴジラの復活作品。
特撮はよかったのだが、ドラマが駄目だった。
内閣官房副長官兼CCI局長・片桐光男(演・阿部寛) と GPN(ゴジラ予知ネット)の篠田雄二(演・村田雄浩)が ゴジラと闘うのだが、この政府側とNGO側の対立が見苦しい。 これは、今までのドラマのパターンではない。
地球防衛の組織が複数あるのは好ましくないし、対立しているのも駄目。 内部対立は悪の組織の側と決まっているはず(デルザー軍団とか、戦隊ヒーローものの悪の組織とか)。この種のパターンは破ってはいけない。
「内ゲバ」という言葉を思い出した。 来年も「ゴジラ2001」を作るというが、これでは期待できない。

2000年1月21日

「ワイルド・ワイルド・ウエスト」☆☆☆

ジム・ウェスト(演・ウィル・スミス)主人公の西部劇。
正義の天才科学者ゴードン(演・ケビン・クライン)とコンビを組み、敵は悪の天才科学者(マッドサイエンティスト風、演・ケネス・ブラナー)と闘う。蒸気機関の時代の、発明家どうしの闘いという色合い。
ケネス・ブラナーの蒸気機関で動く車椅子、『五体不満足』の乙武洋匡氏の電動車椅子のようだった。こういう悪役ありなのか?と思った。

2000年1月21日


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