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2000.3.31『こいつだけは許せない!』(徳間書店) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
佐高信著作目録(1996-)

2000.3.31『こいつだけは許せない!』(徳間書店)

日本をダメにした戦犯は誰だ!田中真紀子、樋口広太郎、テリー伊藤ら各界の論客10人と繰り広げる一触即発の対談バトル。


自自公政局を斬る(VS田中真紀子)(たなかまきこ)
(初出:月刊誌『世界』1999年9月号・p41〜p49
 並々ならぬセンスの持ち主 田中眞紀子

 盗聴法に反対したら
 小渕首相は「パックン内閣」
 自自公の暴走を止めるには
 国債131兆円の重圧
 
「官と財」腐敗の構造(VSロナルド・ドーア)
ロナルド・ドーア著作目録
 (初出:ロナルド・ドーア著『日本を問う 日本に問う』(岩波書店)
 私より辛口な老碩学 ロナルド・ドーア

 日本企業に希望を抱くのか、絶望をみるのか
 なかなか変わらない日本社会
 警察の失態から生まれたサリン事件
 個人の悪と法人の悪
 どうすれば意識改革ができるのか
 
歴史修正主義者の欺瞞(VSむのたけじ)
むのたけじ著作目録
 (初出:『第三文明』1998年9月号)
 魯迅の本質を提示してくれた人 むのたけじ

 東条英機という小心者
東條英機著作目録=東条英機著作目録
 歴史修正主義のおかしな理屈
 原因と闘わず、結果をごまかす日本
 権力は「すり替える」、民衆は「すり抜ける」
 生き直す運動が大切
 「国」というものではもう人類は成り立たない
 日本の会社は憲法番外地
 
時代の閉塞をもたらした戦後知性の罪(VS姜尚中)(かんさんじゅん)
姜尚中著作目録
 (初出:『第三文明』1999年3月号)
 ポピュリズムに対する危惧 姜尚中

 五族協和の美名のもとで・・・・
 差別は女性に向けてあらわれる
 生活化された思想の強さ
 下半身を切り捨ててきた知性の危うさ
 あり得べき知性に光を当てる
 自分のなかに根づいた思想をつくる
 
空虚なアカデミズムは「民間学」を学べ(VS鶴見俊輔)(つるみしゅんすけ)
鶴見俊輔著作目録
 (初出:『三省堂ぶっくれっと』1997年7月号、9月号) 関連
 盲点を突く指摘 鶴見俊輔

 日本の学問と民間学の違い
 イシ 民間学の壮大なドラマ
 ニセモノに対する興味
 在野に対する愛情
 国定忠治と上州の女の偉大な思想
 老婆、庵を焼く
 国の敷居を越えて自由に往来
 民間学はモルトの学問
 法をつくる法 自制の精神
 偉大な明治人は幕末の人間
 書くことは人間を貧しくする
 人権としての学問、特権としての学問
 民間学の基礎は一人民主主義
 
激論!ジャーナリズムの本質を問う(VS猪瀬直樹)(いのせなおき)
『創』1995年12月号
 佐高・猪瀬「論争」の経緯 『創』編集部

 『ミカドの肖像』の評価をめぐって
 視えるものと視えないもの
 プロパガンダの有効性
 久野収と埴谷雄高
久野収著作目録
 『ドキュメント昭和天皇』の評価
田中伸尚著作目録
昭和天皇著作目録=裕仁天皇著作目録
 22歳の転機
 善玉悪玉論!?
 学者の厳密さと物書きの厳密さ
 現実批判と作品の普遍性
 
超辛口・文化人メッタ斬り(VS岡留安則)(おかどめやすのり)
岡留安則著作目録
 神はいかがわしさに宿る 岡留安則
 (初出:岡留安則著『噂の真相 編集長日誌3』(木馬書館)) 関連

 自分の中にこだわりのない世代
 批判しやすい「本多勝一」体質
 欠落しがちな企業社会の視点
 行動する側に回ったジャーナリスト
 触れられない金権体質、下半身体質
 安全パイになった田原総一朗
 ジャーナリストの変わりよう
 職業の倫理から見た家族の存在
 懲りないPHP系文化人の面々
 編集者はこだわって欲しい
 
「民」食う人びとの強欲(VSテリー伊藤)(テリーいとう)
テリー伊藤著作目録
 大蔵批判の契機となった本 テリー伊藤
 (初出:『月刊宝石』1998年3月号)

 山一を潰した大蔵官僚の本心
 “お飾り”外務省はまったく無用
 二兆円減税分を簡単に捻出する法
 スパイ国家・ニッポンの公安
 お笑い“政党旅行会社説”
 
日本型経営の死角と再生への「鍵」(VS椎名武雄)(しいなたけお)
 日本的経営をうち破る 椎名武雄
 (初出:『潮』1997年5月号)

 変革の時代には「若さ」が重要
 ネットワーク型組織で透明度を増せ
 価値観をどこに置くかが問われる
 
リーダーシップの条件(VS樋口広太郎)(ひぐちひろたろう)
樋口廣太郎著作目録=樋口広太郎著作目録
 (初出:『味の手帖』1997年5月号
 勲章を拒否した経営者 樋口廣太郎

 苦情の電話に社長自ら対処
 父親から受け継いだDNA
 「エリートの文学」司馬遼太郎と「敗者の文学」藤沢周平
 京大VS慶応
 トップが自ら会いにくるか、部下を使って圧力をかけるか
 怒りのエネルギーを持続させる秘訣
 
 あとがき
 対談者略歴


2000年5月4日


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