uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1996-) > 1998.1.29 『対談集佐高信が行く天の巻・知を散策する平成14人衆』(ダイヤモンド社)

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robo 1998.1.29 『対談集佐高信が行く天の巻・知を散策する平成14人衆』佐高信著(ダイヤモンド社)


第一話 「離婚」という生き方 高樹のぶ子
 公序良俗の教師の世界からはずれると
 人生を取り換える
 恋愛の情熱と離婚の苦悩
 大人のエロスとは

第二話 銀行は大蔵省より強かった 紺谷典子
紺谷典子著作目録
 “住専問題”での大蔵省の責任逃れ
 “住専問題”と“金融証券不祥事”
 “住専問題”の責任のとり方
 経済はおもしろい?

第三話 抱くまでと抱かれるまでのムダ話 荒木経惟
 猫は究極の女である
 気持ちの上で裸になる
 花と女の魅力
 女優を撮るのは好きじゃない
 女性は三十路を過ぎてから

第四話 なぜ「いかがわしさ」が見抜けないか 山田太一
 外側から日本を見ると・・・
 “TBS問題”の本質は何か?
 日本人は優しくない
 個人が大切にされる時代がくるか

第五話 「売っちゃいけないもの」まで売るテレビ芸人 山藤章二
 メディアはいま“マゾの時代”
 おもしろいことは上等でない
 「ブラック・アングル」の密度
 三半規管と笑いの関係

佐高信独白1デビューのころ

第六話 学生から見れば、オレは“宇宙人”だよ 秋山仁
秋山仁著作目録
 秋山教授は信望に足りない 
 “離散家族”はこうして生まれる
 正しい親孝行のあり方
 いまどきの若者と大学の実態
 “トラバーユ”には資格が必要

第七話 “茶髪ピアス”が日本を滅亡させる 佐藤愛子
 女がソクラテスになる時代
 “アホ”がいなくなったニッポン
 ノーベル章受賞は偉くない
 親の威光などとは片腹痛い

第八話 三島由紀夫が皮ジャンとジーンズを買ったとき 美輪明宏
 恩人のみごとな心意気
 差別語と言葉狩り
 三島由紀夫の美学と「負」の人生
 “犯人・三島”から“憂国の士”へ

第九話 家庭の団欒は恥ずかしいか 井上陽水
 “見知らぬ妻”がいた?
 ずっと聞いていたい声
 真正の不良は家庭の団欒を排す?
 『逆引き広辞苑』の使い方
 “正論”は嫉妬から生まれる?

佐高信独白2私の文章修行

第十話 日本は資本主義でない 孫正義
孫正義関係目録
 竜馬を友にアメリカへ
 “商売人”と事業家の違い
 “日本的経営”って何だ
 “竜馬的精神”を持った経営者たち

第十一話 大蔵省のドブネズミと「RATS」公園 中村敦夫
 *日本人はなぜ論争がヘタなのか
 *アメリカでは“沈黙は怪しい”
 *官僚という名の霞が関のドブネズミ

第十二話 「アジアの憎悪」と危ない歴史論議 辺見庸
辺見庸著作目録
 *アジアの憎悪を知っているのか
 *喪失したジャーナリズムの道
 *世代を超えて
 *歴史を見るということ

第十三話 風と酒田と庶民性 ねじめ正一
 *風を意識した町・酒田
 *インテリと庶民の差がなくなった
 *“いい庶民”は“いいインテリ”に通ず
 *庶民性の悪意と純情
 
第十四話 バブルを処理する「覚悟」 井上ひさし
井上ひさし著作目録
 *司馬遼太郎
司馬遼太郎著作目録【洋書】
 *住専問題について
 *責任について
 *会社について
 *国家について

“ヨイショの達人”の弁 あとがきに代えて

付録・戦争責任者の問題・伊丹万作


(uwasano)
付録の「戦争責任者の問題」で、よく佐高氏が引用するのは次の部分。「だまされたものは正しいとは、古来いかなる辞書にも決して書いてはないのである。だまされたとさえいえば、責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘違いしている人はもう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。(略)だまされるということ自体がすでに一つの悪である」
(追加)この部分をタイトルに使った対談集が出されました。
2004.8.15『だまされることの責任』佐高信、魚住昭(高文研)
1999年7月13日


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