19950331.html 『日本への毒薬・13人の激辛断罪裁判』佐高信対談集(徳間書店)
表紙:野合と談合、腐敗と驕慢、妥協と怯懦(きょうだ)、無気力と諦め・・・・・・威信も美徳も地に堕ちたこの国に、覚醒を迫る怒りの一撃!


同系統の本(徳間書店・対談集)
1992.9.『どうする日本、どこへ行く日本人』(徳間書店)
1993.9.30『日本人の死角』(徳間書店)
1995.3.31『日本人への毒薬』(徳間書店)この本
1996.5.31『佐高信の異論武装』(徳間書店)
1996.9.15『佐高信の反対尋問』佐高信対談集(徳間文庫)


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robo 1995.3.31『日本への毒薬・13人の激辛断罪裁判』(徳間書店)

1 自覚と責任を持つ「反抗的人間」になれ! 小林よしのり(漫画家)
小林よしのり著作目録(コバヤシヨシノリ)
 子供の感覚で描けば恐いものなし
 「ゴーマニズム」が俺の思想だ
 今のヒーローには“天才性”が必要
 サラリーマン漫画に毒を含ませろ
「松下型」と「ホンダ型」
<佐高信の論後評決>私は「社会の母親」か?

2 マザコン少年と団塊硬直男が企業を潰す 上野千鶴子(評論家・社会学者)
上野千鶴子著作目録
 日本の会社は社会党と同じ
 女性を使わないという無駄遣い
 “団塊男”中間管理職の硬直化
 危機意識すらない企業の実態
 三十年後の退職金をアテにするな
<佐高信の論後評決>お互い下ネタで売っている

3 「磨かれた男」のダンディズムとは何か 中村吉右衛門(歌舞伎俳優)
 酸いも甘いも噛み分けた「鬼平」
 優れた男は女によって磨かれる
 人見知りとひねくれ者の共通項
 役者と本当の自分の切りかえ方
 ひねくれ者の渋柿論
<佐高信の論後評決>男も惚れる男

4 無駄話もできない世代の悲哀 藤堂志津子(小説家)
 「毒」のない男や女はつまらない
 “会社人間”は題材にはならない
 離婚は世間の道徳的指弾を受ける
 無駄話ができない世代の悲哀
 “ツイン派”か“ダブルベッド派”か?
<佐高信の論後評決>ツイン派の私たち

5 「内面指導」「自主規制」が大好きな日本人の頭 養老孟司(東大医学部教授)
養老孟司著作目録
 予測できないのが現実
 日本語をつきつめると仏教になる
 都市と農村の二重構造
 日本人と外国人の思考の違い
 脳は共有できる唯一の器官
<佐高信の論後評決>肉体化している意外

6 異形に寛容な江戸時代、異形集団化した現代 田中優子(法政大学教授)
田中優子著作目録
 年上趣味は人間が成熟した証拠
 「通俗」は日本語訳ということ
 左翼は江戸に対する反発が強い?
 江戸の闇は深かった
 人生の極意は「連」にある
<佐高信の論後評決>のっぺり、さっぱりは嫌い

7 「ガン」誤診告知で悟った「人生半年定期券」 杉村隆(国立がんセンター名誉総長・東邦大学学長)
杉村隆著作目録
 「庄内館」に“天然記念人”がいた
 偉大な科学者の日常生活
 蝶とチェンジングマインド
 六カ月定期券の人生
 男の前立腺ガンが増える!?
<佐高信の論後評決>飄々たるユーモア

8 みんなが向く反対側に真理がある 山本容子(版画家)
山本容子著作目録(ヤマモトヨウコ)
 描かれた作品は独立している
 反対側にある真理
 海外を目指す理由
 絵画の芸術的価値と貨幣価値
 ダブル派? ツイン派?
 喧嘩は冷静にやるもの
<佐高信の論後評決>「わからない」不良

9 国境に事件あり、わき役にドラマあり 西木正明(小説家)
西木正明著作目録
 「そろそろ月の輪熊を保護しないと」
 国境にドラマが生まれる
 ルーズベルト暗殺計画は実在した
 中華民族のエネルギー
 「平凡パンチ」の記者時代
<佐高信の論後評決>魅力的な桑原幸子さんのダンナさん

10 悲観と楽観に揺れるフェミニズム運動のいま 落合恵子(小説家・クレヨンハウス代表)
落合恵子著作目録
 自分の“照れ”と他人の人権
 肩肘張らない女はいない
 革新が細っていく理由
 女性解放は進んだか?
<佐高信の論後評決>四日違いの姉さん

11 年を重ねるごとに深まる父への敬愛 北杜夫(小説家、医学博士)
北杜夫著作目録
 他人だったら弟子入りしていた父・茂吉
 老いらくの恋と寝小便
 アッパレだった快妻、母・輝子
 偉大すぎた親父を超えられない
 株をやってはいけないという斎藤家の家訓
<佐高信の論後評決>「あくびノオト」の著者が目の前にいる

12 これでいいのか、談合体質の日本政治 伊東秀子(弁護士・衆院議員)
伊東秀子著作目録(イトウヒデコ)
 田中角栄政治の終焉
田中角栄著作目録
 小沢一郎とゼネコン疑惑
小沢一郎著作目録
 社会党の閣僚に対する憤り
 “米問題”は自民党が主役のはず!
 政治改革はまず政治資金規制法から
 ゼネコンに暴力団新法を適用せよ
<佐高信の論後評決>ワルに惹かれる感覚のひと

13 戦後50年、大揺れ日本政治の死活 高坂正堯(京都大学法学部教授・国際政治学者)
高坂正堯著作目録=高坂正尭著作目録(コウサカマサタカ)
 演ずる俳優に重すぎた役
 予算を大蔵省から取り上げろ
 吉田茂と石橋湛山の違い
吉田茂著作目録
石橋湛山著作目録
 アメリカの人権外交に反対する
 北朝鮮外交に必要な考え方
 リベラルがめちゃめちゃになってる
 所得税か消費税か
 日本における最大の賛辞は“赤ちょうちん”
 「他人のことは他人のこと」という哲学
 「雪国の理由もない恨み」が田中角栄の力の源泉だった
田中角栄著作目録
<佐高信の論後評決>柔軟な現実主義者

あとがき  





1999年9月


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