1994.7.30『日本サラリーマン白書』佐高信編著(社会思想社) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy


佐高信【社会思想社の白書シリーズ】3部作
1992.8. 『日本会社白書』(社会思想社)
1993.6.30『日本出直し白書』(社会思想社)
1994.7.30『日本サラリーマン白書』(社会思想社)(この本)

robo 『日本サラリーマン白書』佐高信編著(社会思想社)



「ニッポン会社論」は何を教えるか (『プレジデント』1994年3月号)
  「会社大国」の実状を衝く書 
  日本は物忘れの天才
  海外はバブル経済をどう見たか
  「ライジング・サン」の問題点
  「ドル大暴落」小説は警告する
  「物と広告ばかり」の貧困


『大君の都 幕末日本滞在記』(上・中・下)ラザフォード・オールコック(岩波文庫)紀伊国屋
『インサイド・ジャパン』(講談社)紀伊国屋 →『揺れ動く大国ニッポン』ピーター・タスカ(講談社文庫)紀伊国屋
『菊とバット』ロバート・ホワイティング(サイマル出版界) 紀伊国屋 →(文春文庫) 紀伊国屋
『和をもって日本となす』ロバート・ホワイティング(角川文庫)紀伊国屋
『日本の時代は終わったか』(講談社)紀伊国屋
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』エズラ・F・ヴォーゲル(TBSブリタニカ) 紀伊国屋
『バブル・エコノミー』クリストファー・ウッド(共同通信社) 紀伊国屋
『日はまた沈む』ビル・エモット、鈴木主税訳(草思社) 紀伊国屋
ビル・エモット著作目録(Bill Emmott)
『ライジング・サン』マイクル・クライトン、酒井昭伸訳(早川書房) 紀伊国屋
マイクル・クライトン著作目録=マイケル・クライトン著作目録(Michael Crichton)
『ドル大暴落の日−ハードランディング作戦』ジェイソン・コーゾル(講談社文庫) 紀伊国屋
『親米反米嫌米論』石川好(新潮社) 紀伊国屋
石川好著作目録
『系列』清水一行(集英社) 紀伊国屋
『懲戒解雇』高杉良(講談社文庫) 紀伊国屋
『誰も不思議に思わない』堀田善衛(筑摩書房・ちくま文庫) 紀伊国屋


対談

安土敏 企業小説の可能(『IN POCKET』1989年6月号)
安土敏著作目録
  面白くない小説が多すぎる  業界人を納得させうる取材力
  追体験としての企業小説  「数字に弱い」日本の作家たち
  利息の計算を知らない知性  企業のなかで書くということ
  自由の精神でも経営はできる  社会の発展と企業小説の役割

内山節(うちやまたかし) 現代労働事情 (『賃金事情』1991.8.5-15号)
内山節著作目録(ウチヤマタカシ)
  ヨーロッパでも階層間異動が  職人社会には余裕があった
  効率化とはひとつのルールにあわせること  日常会話で生じる合意は一見ゆるやかだが
  欧米の職務異動は敗者復活戦  日本式曖昧さが生産性の向上に貢献
  労働のリズムからでてくる制度化されない余裕  固有の文化をなくすことが効率化につながった
  日本は出口が見えない忖度(そんたく)社会  行き過ぎた他人本位から過労死が生じる
  日本のホワイトカラーは生産性が低い  一人100時間の残業代のピンハネは経常利益の一〜二割

デーブ・スペクター 住銀、野村を持ち上げた評論家 (『週刊文春』1991.8.29号)
デーブ・スペクター著作目録(David Mark Spector)
  財テクを勧めた評論家たち  財テクをした企業しなかった企業
  なぜ日本の社長は冠婚葬祭に出るか

井深大(いぶかまさる) 本田さんの義憤が目に浮かぶ (『マネジメント21』1991年11月号)
井深大著作目録
本田宗一郎著作目録
  照れ屋で恐妻家だった素顔の本田さん  四角ばった絵と奔放なデッサン
  日本を逆さまにしたバブル経済  世襲したいなら株式会社はやめなさい
  大声で怒鳴る本田さんが懐かしい

小倉昌男(おぐらまさお) 運輸省の大罪 (『現代』1993年4月号) → 小倉昌男関係目録
  官僚たちは責任を転嫁するが  佐川がタニマチになれた理由
  区域免許で積み合わせ輸送を  同じ労基法違反でも軽い処分
  きわめて不透明、不公正  根拠なき申請棚あげ
  届け出制になったものの  やるべきことをやりなさい

野田正彰(のだまさあき) 鹿島の研究(『世界』1993年12月号)
野田正彰著作目録
  鹿島の森パーティ  組・請負の体質
  談合は「話し合い」か  朝食会と責任
  「精神作興」と天皇制  鹿島婦人会
  同族会社のなかの女性  使用人と自殺
  気泡の多い社会を

羽田澄子(はねだすみこ) 会社人間たちよ 安心して老いるために (『DECIDE』1993年2月号)
羽田澄子著作目録
  羽仁節子さんの心遣い  自由学園で教えられたこと
  自由学園で教えられたこと  すさまじき師・名取洋之助
  地元に入ってとけ込んで  ボケてまで社歌を
  九十歳老役者のすばらしい色気  

高任和夫(たかとうかずお) 審査部こそ商社の心臓 (『DECIDE』1993年6月号) →高任和夫著作目録
  債権管理が商社の生命線  未然に防いで当たり前
  銀行がかかえる巨大不良債権  ブレーキをかけない仕組み
  ボール球は絶対に振らせない

清水ちなみ 「おじさん改造講座」で笑いとばす (『DECIDE』1993年10月号) → 清水ちなみ著作目録
  ネズミ講式に増えた回答者  アホな事例にこと欠かず
  部下はアゴで使うもの  高度成長の主役たちが
  自分だけはおじさんじゃない  笑いとばしたほうが声が届く

市川幸子(いちかわさちこ) 女子大生諸君 企業社会の現実を知れ (『DECIDE』1993年12月号)
市川幸子著作目録(イチカワサチコ)
  役立たずの男女雇用機会均等法  早大出て専門学校へ
  女性としての限界も  正体、見たり
  たくましい女子大生  一方に、出世したくない男

手嶋龍一(てしまりゅういち) 政治の罪 メディアの罪(『DECIDE』1994年2月号) →手嶋龍一著作目録
  人間が出てこないニュース  日本外交も捨てたものではない
  意志決定は常に官僚が  強大になりすぎた財政統帥権
  軽視できないメディアの罪  エディターシップの欠落

品川正治(しながわまさじ) 企業社会のひずみ(『エコノミスト』1994.2.22号)→ 品川正治著作目録
  薄れてきた個性  経済のひずみと財界
  企業の政治献金  財界の実行力
  財界の役割  官僚への懸念

企業グループ…23 ビールでチガイがわかる 
残業…25 残業代が出るのは「良い会社」
モットー…27 大きなお世話の「鬼十則」
就職部…29 就職係は女衒(ぜげん)かもしれない
ボランティア…79 制服を着てやる自主活動
社則…81 不純異性交遊を禁ず
社畜…83 社畜から家畜に変身しよう
指名解雇…85 社長の指名解雇をこそ
内定取り消し…109 婚約不履行には慰謝料を
適正価格…111 適正でない政治家価格
背広歌人…113 いっぴきのけものとなりて
ボーナス…115 ボーナスは会社の恩恵にあらず
財界…159 田中角栄が投げつけた挑戦状
田中角栄著作目録
満員電車…161 まさに走る社畜小屋
ポケベル…163 ポケベルはエレキ・ロープなり
お客さま…165 お客様は神様です
労働組合…198 「組合はあるけど、ない」
社名…200 悪魔建設と改名した方が…
新入社員…202 愛は異性に捧げるほうがいい
銀行振り込み…204 内緒のカネは誰でもほしい
社員旅行…239 信じられない光景
お休み…240 ドメスティックにこだわる
フレックスタイム…242 会社に「売る」仕事を持っているか
ノーネクタイデー…244 形式を排する勇気
出張…274 私の出張を迷惑に思っているいかもしれない
年頭所感…276 「たおやめ」を含んだ「ますらお」調
バレンタインデー…278 この風習が好きではない
人事異動…280 あさましい感じがしないだろうか

あとがき


1999年9月


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