uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1977-1989) > 1987.6.9『失言恐慌・ドキュメント東京渡辺銀行の崩壊』(駸々堂出版)
uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1990-1995) > 1991.7.『失言恐慌・ドキュメント東京渡辺銀行の崩壊』(改訂版・駸々堂出版)
uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1996-) >2004.12.『失言恐慌 ドキュメント銀行崩壊』(角川書店・角川文庫)

1987.6.9『失言恐慌・ドキュメント東京渡辺銀行の崩壊』(駸々堂出版) 紀伊國屋 7andy
1991.7.『失言恐慌・ドキュメント東京渡辺銀行の崩壊』(改訂版・駸々堂出版) 紀伊國屋 7andy
1992.10.15『銀行倒産・ドキュメント金融恐慌』(講談社文庫) 講談社 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
1995.8.30『失言恐慌・ドキュメント・東京渡辺銀行の崩壊』(社会思想社・現代教養文庫) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
2004.12.『失言恐慌 ドキュメント銀行崩壊』(角川書店・角川文庫) 角川書店 紀伊國屋 amazon bk1 7andy

講談社文庫の目次です。

robo 『銀行倒産・ドキュメント金融恐慌』佐高信著(講談社文庫)

プロローグ

第一章 昭和二年三月十四日
  「至頭破綻を致しました・・・」
  喜色満面という顔

第二章 絵筆を握る経営者
  続出した銀行倒産・専務、渡辺六郎・
  「なかよし会雑誌」・倒産後、名を改める

第三章 先祖の墓前で死にたい
  潔く責任を負った父・天はたえず試練した・
  「あの時」の銀行の位置・沈黙したまま逝った死者

第四章 いくつかのイフ
  創業は明治十年十月・あまりにも客観的な日銀レポート・
  追求する政友会議員

第五章 蔵相答弁の顛末
  失言の後の妥協・開き直った片岡蔵相・
  「銀行を殺したのは大蔵大臣である」・「或いは言わなかった方が・・・」

第六章 「賢兄愚弟」か「愚兄賢弟」か
・県警部長から財界へ
・大阪財界を牛耳った片岡兄弟・
・田中角栄に似た党人派
田中角栄著作目録
・渡辺家の「変り種」勝三郎

第七章 片岡直温の覇心
  羽左衛門と梅辛を混ぜたような美男子・三日後に制定された新銀行法・
  練られていた四行合併案・片岡と田中義一の極秘会談

第八章 政友会と憲政会
・「ぼんやりとした不安」の中で
・台湾銀行と鈴木商店・
・福沢桃介の金子直吉評
福澤桃介著作目録=福沢桃介著作目録
金子直吉著作目録
・田中義一の違約

第九章 渡辺一門、栄華の夢 
・武藤山治の「政商」批判
武藤山治著作目録
・「辛辣険峻」な吉植庄一郎・
・「身から出たさび」か
・三月十五日は「財界命日」

第十章 銀行家の責任 
  乱立する小銀行・銀行家の条件とは・
  十カ条の戒めを満たさず・休業を知らなかった大蔵省・宮内省御用銀行の倒産

第十一章 狂乱の春
  左右田銀行の場合・パニック再燃・
  緊急勅令案否決さる・日銀の非常貸出し・発行された裏白紙幣

第十二章 その後の東京渡辺銀行
  翌年六月の破産宣告・渡辺六郎、ついに逮捕さる・
  最後の銀行整理

第十三章 預金者たちの無念の声
  大船まで押しかけた預金者・自殺した人や発狂した人も・
  安田銀行の対応  

第十四章 かつて「渡辺町」があった
  芸術家村をつくる・先祖は塩物問屋、明石屋治右衛門・
  九代目治右衛門と串田孫太郎・「焼け太り」の中興の祖・
  大正の目白御殿

第十五章 金融恐慌と現在
  サラ金の簇生を生んだもの・山一証券救済との比較・
責任の腑分けを

エピローグ
あとがき

解説 奥村宏


1999年9月


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