uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1990-1995) > 1990.7.15 『会社は誰のものか・企業の世襲と独裁批判』(社会思想社)
uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1990-1995) > 1992.9.30『会社は誰のものか・企業の世襲と独裁批判』(社会思想社・現代教養文庫)
uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1996-) >2005.9.『新版 会社は誰のものか』佐高信(角川書店・角川文庫)

1990.7.15 『会社は誰のものか・企業の世襲と独裁批判』(社会思想社) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy

1992.9.30『会社は誰のものか・企業の世襲と独裁批判』(社会思想社・現代教養文庫) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy

2005.9.『新版 会社は誰のものか』佐高信(角川書店・角川文庫) 角川書店 紀伊國屋 amazon bk1 7andy

角川文庫版は、現代教養文庫版『会社は誰のものか』の内容以外に、次の3冊の内容も、ちょっとずつ入っています。というより、4冊の本を再構成し、大幅加筆してあります。 ぜひ読んでみましょう。
・・・1993.8.30『揺れる銀行 揺れる証券・腐蝕する法人資本主義』奥村宏・佐高信(社会思想社・現代教養文庫)
・・・1994.4.30 『企業探検 日本株式会社の“聖域”に挑む』奥村宏・笹子勝哉・佐高信他著(社会思想社・現代教養文庫)
・・・1996.6. 『佐高信の新・会社考』(朝日文庫)


『新版 会社は誰のものか』に関連し、角川書店の山根氏より、掲示板に書き込み(2005年10月4日)がありました。感謝感激!掲示板

日本では外からも内からも企業の経営者に対してチェックがなく、 ほとんどのトップがワンマンと化して会社を私物化している。 「会社は自分のものと」思っているのである。 企業についていろいろ書いてきて、いつも思うのは 「会社は誰のものか」ということである。 それは株主のものなのか。それとも、社会のものなのか・・・・・。 経営者のものという言い方もある。(社会思想社・現代教養文庫 表紙)

robo 『会社は誰のものか・企業の世襲と独裁批判』(社会思想社・現代教養文庫)


序にかえて・日本のチャウシェスクたちへ

1 企業世襲の研究
 骨肉の情
 安宅を潰した世襲
 下刈りと上刈り
 息子の「当社勤務」
 神話が持つ威力
 娘婿の肩入れ
 芋洗いの効用
 家族的経営のまやかし
 世襲人事批判を

2 住友グループの二人のドン 磯田一郎と安藤太郎
 住友会館周辺の地上げ
 進む六本木再開発計画
 反発するグループ他社
 なぜ「会館」に固執するのか
 「住友」を使えなかった総研
 都銀一のパチンコ業界への融資
 支店同士の仁義なき戦い
 二人の首領の手腕
 「東京深題」と呼ばれた安藤
 私はオーナー社長だ
 磯田は「逃げなかった」か
 小松頭取解任の真相
 「立派な時期は長くて十年」
 堀田が生み落とした「鬼っ子」
 ペレストロイカが必要な日本の企業

3 リクルートのワンマン・江副浩正
江副浩正関係目録
 イエスマンの群れ
 女性主導の企業体質
 情報か広告か、企業未来の捉え方が判断基準
 遊びながら仕事する平均二十六歳のサークル企業

4 社富員貧の構造
 あなたの給料はこうして決まる!
 企業の奥の院を探ってみると
 働きに応じた報酬はあるか
 できる奴ほど苦労する
 銀行、商社、証券の「金額」
 「国富員貧」の構造
 営業収益と人件費
 吐き出すか、それとも・・・・・
 「能力給拡大」に隠れた意図が
 ダメ社員をどうするか
 景気の波を手当で調整
 「貯金していても虚しくなる」
 会社は好業績でも・・・・・
 社員自身が還元を求めなくては
 利益は誰のものなのか
 会社への片思いを捨てよう
 出向に成功するビジネスマンの条件
 出向イメージの様変わり
 価値の落差
 十分な手ごたえ
 「やりがい」と裏腹の忙しさ
 「一社懸命」から「複社懸命」の時代へ

5 「逆命利君」の精神を
 忠誠心をめぐる「大いなるピンぼけ」
 「逆命利君」の精神なきビジネス軍人
 儲けの差は社長の学歴の差
 「会社ドレイ」がワンマンを育てた

補 「長者番付」と「ベストセラー」の戦後史
「長者番付」が語るニッポン経済史
 石炭王の凋落と松下幸之助の独走
松下幸之助著作目録
 クルマ時代とクスリ屋の台頭
 にわか土地成金の急増
 流通革命の騎手・中内功の登場
 バクチ化への道?

ビジネス書が語る世相変遷
 高度成長への助走・経営学と技術に関心
 四十年不況・バラ色の未来を求める
 低成長・不安と奇妙な自信が同居

あとがき


角川文庫の目次は次のとおりです。

2005.9.25『新版 会社は誰のものか』佐高信(角川書店・角川文庫)

新版へのまえがき
序章 会社主義
第1章 西武鉄道グループ
第2章 企業世襲の研究
第3章 住友グループ
第4章 銀行の使命
第5章 会社は誰のものか
第6章 「逆命利君」の精神
解説 大塚将司
大塚将司著作目録


(uwasano)
同名の本・同じテーマの本は、まだ他にもあります。

2005.9.『会社は誰のものでもない。―21世紀の企業のあり方』 奥村宏著(ビジネス社) ビジネス社 紀伊國屋 amazon bk1 7andy奥村宏著作目録
2005.6.『会社は誰のものか』吉田望著(新潮社・新潮新書121) amazon bk1 7andy
2005.6.『会社はだれのものか』岩井克人著(平凡社) amazon bk1 7andy岩井克人著作目録
1997.5.『会社はだれのものか コーポレートガバナンス 2』奥島孝康編(金融財政事情研究会) amazon bk1 7andy
1995.5.『株主代表訴訟 会社は誰のものか』大橋敬三著、クリストファー・R・ヘルム著(中央公論社・中公新書1244) amazon bk1 7andy
1987.4.『会社は誰のものか』日本経済新聞社編(日本経済新聞社) amazon bk1 7andy
1987.3.『日本解剖 経済大国の源泉 1 社長・日本の会社はだれのものか 終身雇用・その神話と現実』(日本放送出版協会) amazon bk1 7andy
1975.『会社は誰のものか 「オレの会社」の悲劇』佐藤正忠著(日本実業出版社) bk1


1999年7月14日


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