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『「会社本位主義」をどう超える―新しい企業社会のパラダイム』内橋克人・奥村宏・佐高信(東洋経済新報社) 紀伊國屋 amazon bk1
内橋克人著作目録奥村宏著作目録佐高信著作目録(1990-1995)

『「会社本位主義」をどう超える―新しい企業社会のパラダイム』内橋克人・奥村宏・佐高信(東洋経済新報社)



●座談会 会社本位主義を斬る 内橋克人 奥村宏 佐高信(司会)
・会社に囲い込まれた日本人
 会社は国権の代執行機関
 加速した会社本位主義
 「企業市民」のまやかし
 お客本位と会社本位の分裂
・利潤しか評価基準はないのか
 企業戦士たちまち企業戦犯
 規制と規制緩和のバランス
 会社本位の限界
 会社は皆のものではない
 利潤の源泉と配分を問え
・出世の疑似餌で釣る人事部の罪
 “系列賛美”の新日本主義
 系列が築く献身社会
 相互取引とニギリ構造
 会社は会社のもの?
 肥大化した人事権
 立身出世の疑似餌
・大量生産、大量消費の終わり
 取り込まれた労組
 QCが奪う人間の弾力性
 無思想なジャーナリズム
 五つの克服すべき課題
 ザ・サード・イタリアに学ぶ
 マス価値観は空洞化
 レイバーからワークへ

●破綻した日本的経営 内橋克人
・過労死
 復元された過酷勤務表
 死のブラックボックス
 過労死の構造
 矛盾はらむ「労災」認定制度
・虚構支える制度
 歴史の歯車が逆転する
  19世紀型モデルが20世紀型モデルを追い詰める
  19世紀型企業モデル
  桜内発言の貧困
 「経団連」解体論
  自己解体こそ「社会的公正」実現への道
  自己矛盾の「社会的公正」
  ビジネス・ステーツマン
 「成長神話」の崩壊
  自動車凋落が象徴する日本流儀の破綻
  「強さ」のなかの「弱さ」
  強さの源泉が問われる
 わが国「経営評論」の欠落部分
  「生産条件礼賛」一辺倒のエピゴーネンからの脱皮の時
  五つの欠落部分
  強さの源泉を問う姿勢

●法人資本主義を超えて 奥村宏
・法人資本主義の解体
  「解体の時代」ソ連とIBM
  金融・証券スキャンダルの意味
  「メーカーは大丈夫」か?
  第二次企業批判にどう答える
・日本のノルマ社会
  大量推奨販売で作られる株価
  世界に例のないノルマ制度
  会社本位と顧客本位の矛盾
  (補論)見直しせまられる日本のノルマ制度
・政治家と企業の関係に生じたひび割れ
  政治スキャンダルの意味するもの
  「経済一流、政治三流」の意味するもの
  「会社本位」の政治
  政・官・財におひび割れ
・新しい企業像
  「第三のイタリア」の教訓
  企業家vs官僚
  第三のイタリア
  スピン・オフのすすめ
  大企業神話に取りつかれた人たち

●会社を生かす者、蝕む者 佐高信
・「老醜」会長たちへ贈る本田宗一郎の「遺言」
本田宗一郎著作目録
  「相続って何だ」と本田宗一郎
本田宗一郎著作目録
  老害経営者と企業内総会屋
  社長の地位の半人前化
  「後継者を信頼する」会長たち
  「年取りゃ、若い者に負ける」
・不祥事を生む土壌
  お待たせしました『ザ・ハウス・オブ・ノムラ』
  「会社のため」にはモラルを判断しない
  日本の改革に必要な「異邦人」感覚
  百の説法、屁一つ。企業行動憲章の空々しさ
  組合は病気を知らせる神経なのに
  「フェア」の安売りのかげに
・タテマエだけの空しさ
  白々しい銀行のディスクロージャー
  住友も富士も大蔵も「なめたら、いかんぜよ」
  「みそぎ研修」をどう考えるか
  座談会「会社本位でどこが悪い」の空しい反論
  「自粛」ならぬ「自縮」
  皇室報道に見る会社員ジャーナリズムの後退

あとがき


2000年7月


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