uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1977-1989) >1987.6.25『親と子と教師への手紙』(コスカ出版株式会社)
uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1996-) >2003.6.『佐高信の教育革論』佐高信(七つ森書館)

1987.6.25『親と子と教師への手紙』(コスカ出版株式会社) 紀伊國屋 7andy
1989.1.30『親と子と教師への手紙』(社会思想社・現代教養文庫) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
2003.6.『佐高信の教育革論』(七つ森書館) 七つ森書館 紀伊國屋 amazon bk1 7andy

『親と子と教師への手紙』佐高信著(現代教養文庫)


拝啓

第一信 親と子をつなぐもの
1、対論 ビジネスマンの父から息子へ 作家・城山三郎vs佐高信→城山三郎著作目録
・父親の存在感・常識は最良の武器
・「同じ人生の旅人」
・「運命は勇者の味方をする」
・社会人のための幸福論・
2、斎藤茂吉の子らが父に教えられたこと
・「昆虫など捨てよ!」
・恋歌をつくる茂吉
・親と子の間
・父親は永遠のライバル
3、子どもたちが退化していく
・ケガをしやすい幼児
・「都会化」の恐ろしさ
・暮らしの味が消えた家庭
・自閉症的な行動
・集団遊びができない

第二信 現代教師の条件
1、教師ほどラクな職業はない?
・教師廃業の弁
・一国一城の主
・ユーモアとゆとりの感覚
・溌刺(はつらつ)たる世間人たれ
・教員間婚姻禁止法
2、まじめナルシシズムへの疑問
・日本人の被害者意識
・騙された責任はないのか
3、学校に欠けているもの
・「顔がまるで所ジョージだ」
・「校内暴力」のエネルギー・
・毒を持たない教師たち
・「生産文化クラブ」の活動
・「どう生きる科」「なぜ学ぶ科」
・必要なのは「演技力」
・いのちの火を燃やす
4、「悪」の魅力を知ろう
・悪を知らぬ善のもろさ
・他人の痛みを知る感受性
5、自分を消す宿命
・水ぶくれした「自我」
・教師のリーダーシップ
6、謝ってすむ世界、すまない世界
・師士族のひとりよがり
・教師は聖職か
・荒海とプールの違い
7、体罰を加える「権威」
・真心のない「権威」
・教師の「指導と評価」
・「透きとおった乱暴さ」
・石坂洋次郎の踏みこみ

第三信 親と教師にすすめる本
1、「すぐ役に立つ人間」とは?
(1)「いい学校」と「いい会社」
  山田太一「ふぞろいの林檎たち」 紀伊國屋
  石井公一郎「経営者からの教育改革案」) 紀伊國屋
(2)やわらかな心
  松下竜一「ルイズ」 紀伊國屋
  松下竜一「豆腐屋の四季」 紀伊國屋
  松下竜一「風成の女たち」 紀伊國屋
  松下竜一「狼煙を見よ・東アジア反日武装戦線狼部隊」 紀伊國屋
松下竜一著作目録
  福田洋「野獣の刺青」 紀伊國屋紀伊國屋
  福田洋「鬼畜」
  むのたけじ「詞集たいまつ」 紀伊國屋
1997.5.20『詞集たいまつ』むのたけじ著(評論社) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
むのたけじ著作目録

2、小説の中の受験生たち
(1)本当の自由とは?
  中山千夏「偏見ごおごお」 紀伊國屋
  城山三郎「素直な戦士たち」 紀伊國屋
(2)学歴という名の幻影
  夏樹静子「遥かな坂」 紀伊國屋
夏樹静子著作目録
(3)山田太一「沿線地図」 紀伊國屋
  松本清張「黒の様式」 紀伊國屋
  井上ひさし「偽原始人」 紀伊國屋
井上ひさし著作目録
(4)「車輪の下」の世界
  ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」 紀伊國屋
  柴田翔「贈る言葉」 紀伊國屋
<受験生活を描いたその他の作品>
  下村湖人「次郎物語」 紀伊國屋
1995.5.15『次郎物語〈第1部〉ポケット日本文学館』下村湖人著(講談社) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
  久米正雄「学生時代」 紀伊國屋
  井上靖「あすなろ物語」 紀伊國屋
  遠藤周作「ただいま浪人」 紀伊國屋
  石坂洋次郎「寒い朝」 紀伊國屋
  曾野綾子「太郎物語」 紀伊國屋
  庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」 紀伊國屋
  松坂陽平「狂いだすのは三月」 紀伊國屋

3、思春期・恋愛・性
(1)生と性へのめざめ
  五味川純平「人間の条件」 紀伊國屋
2005.1.18『人間の条件 上』五味川純平(岩波書店・岩波現代文庫) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
  ヴェデキント「春のめざめ(子どもの悲劇)」
(2)非行少女と女教師
  野呂重雄「天国遊び」 紀伊國屋
  清水一行「女教師」 紀伊國屋清水一行著作目録
(3)親と子のズレ
  森暁子「白い睡りのあとで」 紀伊國屋
  夏樹静子「光る崖」 紀伊國屋
夏樹静子著作目録
  中沢けい「海を感じる時」 紀伊國屋
(4)父親のための性教育書
  ハン・B・アールバース「小さな恋の物語」
  石坂洋次郎「青い山脈」 紀伊國屋
  倉田百三「出家とその弟子」 紀伊國屋

4、教師にすすめる十冊の本
(1)精神の毛穴
  1、沢村貞子「私の浅草」 紀伊國屋
沢村貞子著作目録
  2、竹中労「鞍馬天狗のおじさんは・聞書アラカン一代」 紀伊國屋竹中労著作目録
  3、中山千夏&矢崎泰久「バラの花など唇に」 紀伊國屋
矢崎泰久著作目録
(2)常識への問いかけ
  4、中野好夫「シェイクスピアの面白さ」 紀伊國屋
  5、一叩人(命尾小太郎)「鶴彬全集」 紀伊國屋鶴彬著作目録
(3)教育の毒
  6、伊丹万作「伊丹万作エッセイ集」 紀伊國屋
(4)日本人の責任意識
  7、林達夫&久野収「思想のドラマトゥルギー」 紀伊國屋久野収著作目録
  8、飯田経夫「援助する国される国」 紀伊國屋
  9、伊藤正孝「欠陥車と企業犯罪」 紀伊國屋
伊藤正孝著作目録
(5)「風立ちぬ、いざ生きめやも」
 10、 佐高信「ビジネス・エリートの意識革命」
  久野収&中山千夏他著「検定不合格・倫理教科書」 紀伊國屋

第四信 学ぶということ
1、わたしの「大学」
(1)自分で選んだ必修課目
(2)庶民のなかに息づくもの
2、教師がにくい!
(1)「人間が人間を教える」
(2)おどろくという能力
3、現代の師弟
『師弟物語』佐高信著(社会思想社・現代教養文庫)
(1)ホテルマン森村誠一の屈辱
森村誠一著作目録
(2)師・梶山季之
(3)米朝と枝雀
(4)桂文楽の稽古
(5)大竹省二と沼田早苗
(6)妄りに人の師たるな
(7)木下恵介と山田太一
(8)城山三郎の師
4、「はじめに問いありき」
(1)「イエスの方舟」事件
(2)手段としての「知性」
(3)現代青年の「安定志向」

対論 人の世は「同行二人」筑波大学助教授・門脇厚司vs佐高信
門脇厚司著作目録
(1)教師たちの世界
(2)「考えない」訓練
(3)影響を与える恐ろしさ
(4)「小津映画」に学ぶ
(5)「正道」より好奇心

「野垂れ生き」の思想 むすびにかえて
(1)「団塊の世代」の可能性
(2)寺田千代乃(アート引越センター社長)のガンバリズム
(3)江夏豊の挑戦
文庫版のためのあとがき
 
地方作家からのエール 松下竜一
松下竜一著作目録



1999年8月


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