uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1977-1989) >1987.2.28『企業探検』朝日ジャーナル編(朝日新聞社)
uwasano「楽しい読書日記」佐高信著作目録(1990-1995) >1994.4.30 『企業探検 日本株式会社の“聖域”に挑む』奥村宏・笹子勝哉・佐高信他著(社会思想社・現代教養文庫)
uwasano「楽しい読書日記」著作目録一覧奥村宏著作目録 > 1987.2.28『企業探検』朝日ジャーナル編(朝日新聞社)

1987.2.28『企業探検』朝日ジャーナル編(朝日新聞社) 紀伊國屋 amazon bk1 7andy
1994.4.30 『企業探検 日本株式会社の“聖域”に挑む』奥村宏・笹子勝哉・佐高信他著(社会思想社・現代教養文庫)  紀伊國屋 amazon bk1 7andy

表紙:衣食住から政治・文化に至るまで、 国民生活に強大な影響力を行使しながら、 なかなかその素顔を見せない企業。 華やかなイメージに装われた企業の中で いま何が起きているのか? 巨大企業22社の内情に踏み入り、 知られざる実態へ大胆に切り込む。 「朝日ジャーナル」連載の異色の企業ルポ。

robo 1987.2.28『企業探検』朝日ジャーナル編(朝日新聞社)

(文庫)文庫版のためのまえがき 「落ちた偶像」とその信者たち 奥村宏 → 奥村宏著作目録

日本航空・民営化に賭ける独立の夢 ・・・・・(本所次郎・経済ジャーナリスト)本所次郎著作目録
 札束が飛ぶ路線争奪戦
 政治介入でゆがむ経営体質
 官僚派対民族派の暗闘
 民営化、そして大企業病

住友銀行・日本のトップバンクへの野望 ・・・・・(笹子勝哉・経済ジャーナリスト)笹子勝哉著作目録
 モーレツ商法の代名詞
 「住友三原則」の重み
 ハードな仕事の代償はポスト
 ヤリガイ生む敗者復活

西武鉄道グループ・気にかかる裸の王様の行く末 ・・・・・(佐高信・評論家)佐高信著作目録(1996-)
 マニュアル式管理の陥穽
 プリンスホテルのプリンス
 グループ各社あげての墓守り
 政治がらみの経営戦略

伊藤忠商事・情報企業への大変身成るか ・・・・・(生方幸夫・経済ジャーナリスト)
 本能化する商法のメディア戦争
 「伊藤忠ブランド」でメーカー化作戦
 将来は本社の海外移転も
 財閥系でない身軽さ

シティバンク・邦銀買収をめざす金融の魔術師 ・・・・・(安田弘道・経済ジャーナリスト)
 外銀の買収恐れる邦銀
 脅威の新金融商品開発力
 企業情報収集に威力
 “エコノミー”掲げて驀進

松下電器産業・終焉を迎えた「幸之助神話」 ・・・・・(奥村宏・龍谷大学経済学部教授)
 「山下跳び」で文化大革命
 経営の神髄はゼニ哲学
 経理社員システムによる集権化
 脱幸之助で不安定要素も

新日本製鐵・鉄離れを迫られる落日の巨人 ・・・・・(華山勉(杉田望)・経済ジャーナリスト)杉田望著作目録
 新鋭君津製鉄所の黄金時代
 一転、減産と合理化の嵐
 生き残りを賭けての新分野進出
 鉄との縁が切れ、出向の悲哀

サントリー・成熟した消費者に乗り越えられた「獅子」 ・・・・・(桃井健司・「朝日ジャーナル」編集部員)
 とまらぬ「オールド」不振
 四方八方へ文化イメージ
 「なんでもかんでもサントリー」
 宣伝に乗らなくなった大衆
 
日立製作所・禊への傾斜を強めるハイテク企業 ・・・・・(野田峯雄・フリージャーナリスト)
 屋台骨を支える修養団活動
 ゆらぎ始めた技術至上主義
 市場変化に追いつけないマーケティング力
 精神主義への回帰で再起

東京海上火災保険・ひよわな花から脱皮できるか ・・・・・(佐高信)
 大衆相手への大転換
 相次いだエリートの自殺
 名門のもろい体質に問題
 総合安心産業へ新展開

野村證券・脱証券へ疾走する剛腕の政商 ・・・・・(笹子勝哉)
 同業他社も脱帽の政治力
 国際金融機関へのスタート
 ノルマ証券の異名も
 海外で通じるか、力の政策

トヨタ自動車・「危機」のたびに管理強めて急成長 ・・・・・(青木慧・フリージャーナリスト)
 結婚難に悩む中年男性社員
 夜勤残業で世間並み賃金
 目立つ中高年のポックリ病
 円高をテコにさらなる合理化
 
日本アイ・ビー・エム・日本包囲ねらう情報帝国 ・・・・・(安田弘道)
 怖いのはIBM本体
 利益ゼロで顧客吸収作戦
 外資アレルギーにも気遣い
 ソフトで日本企業を圧倒
 
旭化成工業・だぼはぜ経営の面目と悲哀 ・・・・・(華山勉(杉田望))
 研究開発主導型の経営姿勢
 マラソンが生み出す庶民的イメージ
 異例の長期政権握る宮崎会長
 後継者の育成が目下の急務
 
ダイエー・価格破壊に挑んだ商魂の黄昏 ・・・・・(奥村宏)
 「主婦の店」から「お嬢様の店」へ
 自社店舗増加で資産膨張
 危険はらむ「何でも屋」の道
 二世への交代が大きな課題
 
リクルート・急膨張が生んだヤリガイの歪み ・・・・・(福本博文・フリージャーナリスト)
 人事部に目をつけた商才
 批判多い進学、求人情報
 “ヤリガイ”コピーの内幕
 人材を活性化させる独特のノウハウ

NTT・民営化の熱気で踊る戦略なき巨象 ・・・・・(大薗友和・ジャーナリスト)
 ばら色の情報社会を演出
 自社ブランドINSの売り込み
 東京集中と企業優先
 儲かる分野で突っ走る?
 
鹿島建設・冬の時代に立ち向かう華麗なる閨閥 ・・・・・(野田峯雄)
 宴で広げる人脈ビジネス
 経営を支配する「鹿島家の血」
 神話と化しつつある「超大手」
 薄れていく共同体意識
 
電通・国策を演出するイベント仕掛人 ・・・・・(笹子勝哉)
 モーレツ商法を生んだ「鬼十則」
 スポンサー代わりの報道介入
 花形になったSP部門
 成長を支えた満州人脈
 
関西電力・原発一本槍路線を走る密室企業 ・・・・・(奥村宏)
 絶大な力を持つ芦原−内藤体制
 料金据え置きに産業界怒る
 神話となった「原発は安い」
 暗闇の王国にもっと光を

ソニー・同族という「曇りガラス」の翳り ・・・・・(佐高信)
 技術志向が強すぎたベータ方式
 色あせた「世界のソニー」神話
 目立つファミリー経営への傾斜


三菱重工業・試練期に入った日本国御用達 ・・・・・(桃井健司)






後記 聖域目指しての苦闘(朝日ジャーナル編集部副編集長・菅原浩)
1999年7月27日


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